ミュージシャンのための「売れるメンタル」

“インドア派文化系”メンタルトレーニング

ミュージシャンとパニック症

パニック症(パニック障害)であることを公表し、活動を休止していた人気アイドルグループメンバーの所属事務所が、3月の新曲発売に合わせた活動再開を見送ることを発表しました。

パニック症とは、突然胸がドキドキして息苦しくなり、めまいや吐き気などの症状があらわれ、「このまま死んでしまうのではないか」といった強い不安を感じる病気です発症すると、また同じ症状があらわれるのではないかという恐怖で外に出ることができなくなります。

人が多い場所、人目から逃れられないような場所で発症することが多く、人と合う機会が少なくひとりで作業をするといった職業で症状が重くなりやすいということから、人前でパフォーマンスをし、スタジオにこもって作業をすることも多いミュージシャンは発症しやすい環境にあると言えます。

では、ミュージシャンがパニック症にならないためにはどうしたら良いのでしょうか。

パニック症は、大きなプレッシャーによるストレス等で脳が誤作動を起こし、神経伝達物質のバランスが乱れることが原因の1つとして考えられています。

予防策としては過度なストレスを避けること、睡眠をとること、アルコール、カフェイン、たばこを控えることが挙げられます。ただ、生活習慣は管理できても、自分ではコント ロールできないことが要因となることもあるストレスを避けるのは難しい。

実際にパニック症を克服した人たちは、苦しい状況から抜け出せたのは病気を抱えた自分に寄り添い、回復をサポートしてくれる人が身近にいたからだと言います。

パニック症だけでなく、あなたが心身の不調を感じた時、親身になって寄り添ってくれる人はいますか?

家族や友人、スタッフなど信頼できる人との関係を大切にして、身近な人からも愛される人間であることが、売れるメンタルをつくる要素の1つです。