これからのミュージシャンに必要なこと
俳優や執筆の分野でも活躍しているあるミュージシャンが、俳優として賞を受賞した時のあいさつでこんなことを語っていました。
「芝居の現場に行くと音楽の人でしょと言われ、音楽の現場に行くと芝居の人でしょと言われ、ずっと(自分が)あぶれている感じがしていました。」
活動範囲が広がっていくと、自分は何者かわからなくなってしまうこともあると思います。
そんな時は、今やりたいことは何なのか自分自身に問いかけてみると、フワフワした状態から抜け出すヒントがみつかります。
音楽なのか、それ以外なのかーー。もちろん、ひとつの活動に絞り込む必要はありませんが、活動の軸が何なのか認識できていることは大切です。
他者にどう見られているかではなく、自分がどう認識しているかです。
これからのミュージシャンには、音楽の技術に加えて、自分自身のこころを整える技術も必要になってくるように思います。
まずは、自分のこころの声に耳を澄ます時間を少しだけとってみることから始めてみませんか?